Weekly Column

Hero's Eye

『魔王』

Hero
2012.02.22
この大会で最も注目すべき選手の一人として上げられるのが、秋山成勲だろう。UFC参戦後の戦績は初戦こそ僅差の判定で勝利したものの、その後3連敗中である。

敗れた相手はクリス・レーベン、マイケル・ビスピン、ビクトー・ベウフォートと名だたるファイターではあるが、どの試合もほぼ完敗といえる内容であった。そして今回本来のウェルターに階級を下げて挑む対戦相手はジェイク・シールズ。シーザー・グレイシー柔術アカデミーに属し、あのGSPとのタイトルマッチではチャンピオンを流血させあと一歩まで追い込んだ強豪である。また、秋山のキャリアにおいて初となるグレイシー一派との対戦は、UFCからの最後通告とも取れる。

秋山にとって最大のピンチと言えるこの一戦だが、面白いデータもある。秋山の日本国内での対戦成績は13戦10勝1敗2無効試合。今でも語り草となっている桜庭戦・三崎戦の2つの無効試合を除くと勝率は9割を超えるのだ。

約3年半振りとなる日本での試合、ホームでの声援を受けてかつての『魔王』復活なるか見ものである。
[Track Back URL] [Column No.133]