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曙が男になれる日がくるのか - Men's Judge - 格信犯ウェブ

Weekly Column

Men's Judge

曙が男になれる日がくるのか

MJ
2004.10.08
 さぁ今週もはじまりました谷川プロデュース!まずはアシスタントの紹介、藤原紀香さんでーす!先週はボブ・サップ、ステファン・ガムリン、モンターニャ・シウバ、曙さんに来て頂き、
『格闘家、引出し王決定戦をプロデュース!』。
結果:全員あまり格闘家としての引き出しがなく終了。
今週は『若手格闘家下剋上をプロデュース!』
結果:ラスベガスで下剋上トライアウト開催も逸材現れず。調子に乗ってCDリリース『NO PRACTICE〜前略、リング上より〜格闘家魂の詩』
 ・・・ってな感じだった最近のK-1だが、今回のGPは原点回帰を謳って武道館で開幕された。さすがに原点回帰を謳うだけの好カードが揃うが、結局は曙vsボンヤスキーなんてカードを組んでしまった。曙の強い希望とのことだが、あきらかに結果がみえている。最近、K-1側も曙の扱いに困惑しているという噂を聞いた、もしかしてK-1は曙に引導を渡すつもりなのだろうか?言い訳できないような惨敗させてプロレスに転向させる気か?とも思えてしまうマッチメイクである。
 結果はもちろん惨敗・・・。曙はやはりK-1で成功できないのだろか?曙は是か非かというような記事を雑誌でもよく目にするが、大方の意見は非である。ある雑誌でMr.デンジャーこと松永光弘氏が曙改造法を語っていた。純K-1ファンの方はあまり耳にしない名前かもしれないが、プロレス・ファンにはお馴染みのデスマッチ・キングである。K-1と何の接点もなさそうだが、実は相撲経験者でK-1にも出場している、いわば曙の先輩だった!Mr.デンジャー氏曰く
「相撲は他のスポーツに殆ど応用できない。まずスタミナが極端にない!相撲では1分スタミナが持てば十分!そんな練習しかしていないから、スタミナが切れた時に心がすぐ折れてしまう。PRIDE GPの戦闘竜もそうだった。さらに曙にはパンチしかない、ということはボクサーである、そうなるとボクシングで頂点を極めた男達でも、K-1ではなかなか自分のパンチを当てられないのに曙のパンチが当たるはずがない。」と。
 そしてMr.デンジャー氏の体験で相撲から空手に転向した際、相撲時代の体を活かす闘い方をしていたが、全くだめだったと告白した。結論は相撲を捨てて空手のできる体型を創り上げて、蹴りの練習もしてやっと勝てるようになったとのこと。曙は相撲で頂点を極めた男なので、Mr.デンジャー氏とその技量は違うだろうし、それを活かしたい気持ちはわかる。ましてや角界は他のスポーツとは異なる世界。横綱ともなれば、神に近い存在である。今からでも、そのプライドを捨てて一からK-1に挑戦する気持ちがあるだろうか?今回の試合直前の記者会見では極度のプレッシャーから円形脱毛症にも見舞われていたが、それはまだ横綱としての無駄なプライドがあるからだろう。
 今回の惨敗を踏まえて、今後の進退が問われるだろうが、K-1にまだ挑戦する気があるのであれば、まず横綱のプライドを捨てて一から出直すべきである。それでも谷川氏が言うようなGPレベルの選手にはなれないと思うが・・・。デビューから一年足らずで「チャンピオンとやらせろ!」なんて他の競技ではじゃ考えられないこと。それが実現してしまうのもまた今のK-1。まぁそれ以前に、谷川氏やトレーナーの意見にムッとしたり、敗北負けを相手のせいにして言い訳をしているようではまだまだ男の中の男とは言えない。もしくは動かなくてもいいプロレスラーに転向するしかないのかも知れない。
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