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ver.24.0 目標ではなく使命 ~070429_全日本柔道選手権~

marc_nas
2007.05.31
marc_nasのブログににて掲載されていた全日本柔道選手権についての寸評を、せっかくなので格信犯ウェブの方に転載いたします。
一度目は快挙とモテはやされ、二度目はそれが当たり前が如く期待される。どうも、marc_nasです。
全日本柔道選手権大会をTV観戦。
格信犯編集部の柔道担当:Heroさんに電話すると
「東京にまで観に行こうと思ってたけど、行けなかったッス」
と。そこまでの熱!と少々驚きながらも、いろいろ質問する。
普段PRIDEやK-1ばかりで、柔道は一度しか生観戦したことがないけれど、今回の全日本選手権無差別級は、そんな僕でも分かる選手ばかりで感動ラッシュ。様々なドラマに心打たれる。
印象に残ったのは、初めて観た庄司武男選手の斜に構える戦法。
今成正和選手を思い出した。
ショックだったのは、準決勝で井上康生選手が石井慧選手に敗れたこと。(判定2-1)
石井選手のとった戦法に対して、解説の篠原信一先生がズルイ的な発言をしており、賛否両論あるだろうが、敗れたという結果だけは後世に残る。
あの戦い方を審判が優勢と見るのならば、その判定基準はこれからの世界基準になるのだろうか。
それならば、康生選手が世界で生き残るためには、戦い方を変えなければいけないのだろうか。
複雑な感情がもつれ合い、いろいろと考えさせられる。
去年、史上最年少で優勝した石井選手は、前回は快挙と騒がれたが、今回は連覇のプレッシャーから"負けられない"という気持ちが強く、楽しめなかったのか。
一方、準決勝を見事な一本勝ちで決勝戦に駒を進めた鈴木桂治選手は、大きく見えた。
前回大会と同じ顔合わせになった決勝の軍配は鈴木選手に。
終始、無表情だった石井選手が号泣する姿は印象的だった。
最も感銘を受けたのは、優勝した鈴木選手が優勝インタビューで発した言葉。
インタビュアー「全日本を制しました。今度の世界大会の目標は優勝ですか?」
鈴木「優勝は目標というか、使命です」
人は夢をいつしか、リアルな目標に置き換える。
その目標が至極当然となった今、それは使命へと変わる
のか。
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